全国ホームタウンサミット・第1日
座談会
パネラー
 J リーグ監事 眞壁 潔氏
 アルビレックス新潟社長 田村貢氏

コーディネーター
 篠田 昭氏

概要
(中身チェックをしていないので、間違いがありますが、ご容赦願います)

(敬称略)
篠田:
眞壁さんから興味深い話を聞いた。
市長になってから新潟暗い話ばかりだった。
新潟県はいつもニュース量は全国No.2。拉致事件と原発を加えると大変な報道量だった。。
新潟っていい町だなあ、という話。
スポーツ関係、特にアルビレックスがある。
大変感謝しないといけない。
町にリズミ感がでてくるようなところ。町の鼓動がアルビレックスとともにある。
田村さんに聞きたい。
ホームタウンとアルビレックスの活動というのはどうか。
資金面どうしているか、というと、縁が薄い。
でも何かうまくいっているような気がする。
市長になる前から、当時の市長、知事が決めていったのだろうと思う。

田村
アルビレックス新潟の場合は、資本参加をいただいていません。サッカー等の事業委託を受けまして、サッカーの普及をやっている。新潟せいろまちスポーツセンター。
資本参加されていないので深い連携はないが、該当にオレンジのバナーが掲げてあるが、、少しずつ始まっている。
民間主導でアルビレックスは始まったので、行政と一緒にやるという試みは少なかった。アルビレックス新潟ができて変わったことはなにか。
サッカーの普及と育成が変わった。
先日のときめき新潟国体。サッカー成年男子は優勝、女子は準優勝。総合で優勝。
全国大会でジュニアチームが優勝した。
サッカー普及強化の面ではかわってきた。
サポーター、ボランティア、家族のつながりができてきた。
娘が大学生と高校生と2名いて、サッカーに関わっていなかったら、会話が成立しないかな。アルビレックスを通してそうしたそういう輪がひろがった。
暗いニュースが多い新潟で、地震とか雪とか、アルビレックス新潟を通してサッカーの話を外の県でできる、という人が多くなった。
3つの部分が大きく変わってきた。

篠田
W杯。新潟は落選確実だったが、プレゼンターがいたため、強敵をやぶって新潟が選ばれた。新潟県、新潟市ともに協力して、ビッグスワンをつくった。インフラ面をつくり、それをアルビレックスが有効活用した。
池田さんが平山さんにばったりあったときに、もっと支援をしてくれ、といった。
直接的な支援はしない、というのが、、平山さんの考えだった。
それがいい関係につながっている。
眞壁さんコメントお願いします。

眞壁
ご縁があって、99年。当時平塚市長が何をやったか。山形さんの資料。それは社団法人だった。慌ててJ2の資料、、データをほしい、というので、新潟にきた。
1時にきて5時までいた。
中野さんがつきあってくれた。4億5千万円で何とかやっている。
ここにきて、勝ったことがない。
ひどい活躍をやってくれた、選手が監督やコーチできてくれてがんばってやってくれる。新潟のバスケットボールは総合型で参考になった。
資金の投入という意味でやり過ぎると、体質が変わらないと言う意味で大変だということも教えてくれた。。
色は黄緑だが、オレンジに近い色でやっている。
次のサッカークラブ像をやってほしい。
プロチームで最初にNPO法人をつくった。中野さんに言われたNPO法人の資料をつくって、アルビレッジ(芝)の資金援助で負けた。

篠田
アルビレックスはなぜあんなにサポーターは集まるのか。
神田選手が新潟は他にみるものがないから。と言った。全国でも他に見るものがない都市があふれている。それなのに、サポーターが集まる理由は何か。
ウィンタースポーツなど多くの五輪選手。日本で多くとった人、8個。新潟出身の、加藤さわおだった。
広いグランドでみんなで応援するのに飢えていたのかな。
高校野球で新潟代表と当たったところは喜んでいた。
初めてあじわさせてもらったのが新潟かな。
Jリーグの中でこれだの動員力がある理由。

田村
非常に難しい質問だが、、元々なかったのだから、サポーターもクラブをよく理解してくれた。いろんなものを考えて自分たちが協力できることはないか、とか考えてくれた。。練習会場がなかった。
寄付をしてもらって、クラブハウスと1面をつくった。
そのあと、寮、などもつくった。
大きいフラッグをつくりたい、というサポーターがきたので、募金をして、ビッグフラッグをつくった。
湘南の監督である、反町さんが協力したり、サポーターが応援する歌をつくってCD販売している。
クラブが主導するのではなく、、サポーターが考えてやってくれる。
招待券を配って初めての人にみてもらった。シーズンパスを持っている人とかみんな文句を言わなかった。いろんな人から支えてもらった。

篠田
新潟の場合は行政がしゃしゃり出ない方がいい。
新潟市の場合は頼りないから、市民がでていく。
どういうふうにすれば感動はでてくるか。

眞壁
その答えはJリーグでは大きなテーマで、新潟、甲府、レッズ、仙台。
何でこんなに入るのだろう。。
これは積み上げで入るような努力をしてきた。
楽をしようとするべースがあるのかな。
その段階でちゃんとして歩いてきた。
あのベルディさんが存続危機を迎えるのだから。
フロンターレさんがJ2のときに客が入らないのだろう、と思っていた。
昇格争いしたときに客が増えない。
それでも営業をやり続ける。
こつこつこつこつやってきた。
タイトル争いをやってきて、客が入ってきた。
なるほどと思った、サポーターが1人が5人を連れてくる。それに報道がなってくる。
都市部のチームと、1県のチーム。
都市部ではない、新潟のチームは、我がふるさとの新潟のために、ということで、かたまったときに、大きなことをやる。
うちのサポーターが試合にくると、ここのおばさんがチケットをくださる。
これは策として失敗だろ、と思った。
これは理屈ではない。
何枚流れたというのではない。瞬間的なロスはたいしたことはない。
本当に優しいのだな、と思った。

篠田
そろそろまとめの発言をいただきたい。
一層、それぞれの地域で広げていきたい。アドバイス的な側面で

田村
先ほどの話と重複するが、クラブとサポーター、企業、自治体。
このクラブを作り上げていくということが必要なんだろうなと思う。
こつこつ地道にやっていく必要があるな、と思う。
3つのC
change challege, communication
少しずつ、地域の人とのcommuicationがすくなくなっていた。
年間150回の保育園の無料巡回をやっている。
そういう地道なコミュニケーションが続けばクラブにもっと理解が得られるものと思う。今年だけ、ということではない。
山口もとひろ、夢千をやるときに、誰も知らなかった。
選手が子供たちと交流することが必要だと思う。

眞壁
いつもうちの会社の中でいうとき、それは仲間なのか敵なのか。
それは仲間だろ。
そういうスタンスで考えよう。
全国からそういうハードルは仲間として解決しよう。
仲間というキーワードを大切にいいつきあいをしたいと思う。

篠田
行政的にいうと、あまり行政がでしゃばらないようにしたい。
中学校へのコーチ派遣とか。オレンジのバナーとか。
そういうふうな行政の関わり合いにしたい。
新潟の場合は、せいろ町というところに、アルビタウンがある。
ビッグスワン、新潟県がつくった、というようには思わない。
サポーターの方が人間の良さを発揮してくれて、アルビレックスを支えてくれた。
舞台でパフォーマンスしてくれる選手をどう支えてくれるか、という気持ちで関わりたい。Jリーグの100年構想とは違うかもしれないが、そんな風に考えている。
今日は大変ありがとうございました。