1.楽天野球団 西村さん コミュニケーション部長、ありていにいえば、広報部長 今シーズンの私どものチームについて ボランティアのお力でどのようなことができたかということを話したい 前職が電通PR、その前が8年W杯に関わる仕事をしてきた。98年以来広報部にはいって、メディア対応をやっていた。横浜には国際メディアセンターを作るということ、記者証を発行する(AD)とか、資料をどうするか、インターネットどうするか、コピーどうするか、などということ。 メディアセンターにご協力いただくボランティアを募集した。1995年、阪神淡路大震災にボランティアが集まったということもあって、 宮城スタジアムの横の体育館の1/3をメディアセンターにした、その大きな施設を11カ所つくって、地元のボランティアに頼まないとたち行かないと言うことになった。 メディアセンターという仕事はご理解いただけない、という感じだった。我々は何ができるのか、どうすれば役に立てるのか、ということをやってきた。 次の仕事で選んだ楽天でボランティアに関わったというのは奇遇のような感じがした。 メディアセンターでのボランティアをすることについて、せっかくのW杯に自分は参加したいのだ、ということ、それに併せた施設をつくるということも結構大変だった。 アメリカのW杯に行った人の話を聞いた。 あるテレビ局の人がメディアセンターにいった。200人以上並んでいた。1時間以上かかった。ボランティアの人が2〜3人おきに話をしていた。片言の日本語でもあった。そのボランティアの仕事は列を作っている人に、飽きさせないとい仕事だった。 それについてはボランティアの力だと思った。 ボランティアイズムとはなんぞや、ということを未だ答えが出ていない。試行錯誤。 ボランティアの力でここまでこれた、これから答えを出していきたい。 今年はどんなシーズンだった。 77勝66敗1分 初めて勝ち越しで、2位になってしまった。5年以内に3位になればいいなと思っていたら、そうなった。 CSが仙台でできた。 宿敵、ソフトバンクをやっつけた。 勢いがあった。これはいけると思った。 9回の1アウト、福盛が3人を出してやな感じがした。 漫画と思った。 大きな1年 過去、いかに弱かった。1位とのゲーム差。 51ゲーム。135試合しかなくて、51ゲーム。 亀は亀でものろまでもようやく5年かけて、5ゲームくらいになった。 着実にチームは力をつけてきた。 楽天がリーグの中でどの程度のチームだったか。 リーグで1位になったのは、先発勝ち数60。これはひとえに、岩隈、田中、永井の3本柱のおかげ。 打撃の方はもっとひどくて、ほとんど5,6位。 出塁率が良くて得点が低いというのは、出しても出しても帰ってこない。 決して突出していない。 これは何を意味するのか。 先発の3本柱は必ず勝つ、ということ。特に長打力がない。 直人のホームランも見たことがない。特筆できるものがなかった。 先制点は比較的とっている。後半は特にそうだった。 守備率が2位だった。 今年は良かった。Kスタ宮城ではロッテとかあり得ないエラーをした。 試合の主導権を握った。 接戦での集中力。後半戦の好調。先発投手の好調。守備力が向上した。 残っている問題点。 長打力不足、機動力の不振、二番手、抑え、クローザーがいない。 先制しても追いつかれても 勝つときは接戦。負けるときは景気よく負ける。 鉄平。 楽天としては2年続けて首位をとった。リックにつづいて。 先週末まで仙台で練習していた。1億円以上とっているプレイヤーだが、練習の虫。 投手。 パリーグでただ1チーム、10勝以上の投手が3人いる。 人気がでてきた。3位。それでも巨人、阪神にやや離れている。 若年層とのコミュニケーション。 お子様とか若い方に好きになってもらいたい。 子供の頃、好きな野球の選手に頭をなでてもらったら覚えている。 キャップを配っている。1万個。 NYに池田さんがいったら、キャッシュマンにあったら、子供たちに帽子を配った。 年中、お祭りをやっている。 皆さんに喜んでもらっている。 野球以外も喜んでもらっている。 キャッチボール、これは大好評。 野球のグランドで年中降りるが、こんなことはなかった。 ビアガーデンなどなど。 観客動員。 パリーグで最下位。4.7ポイントあがっている。 本当にきた人数を出している。 いろんな数字を出している球団もある。 100万都市仙台であるので、広島と同じ。広島は2倍程度出しているので仮題。 右肩あがり。 週末の試合によくきていただいている。 22,23試合のうち、19試合くらいは札止め。 平日のナイターにもっとお客さんにきてもらっている。 スポーツボランティアの話題にうつる。 強いチーム、地域密着、健全な経営の3本柱。 観戦者ではなく関与者になっていただきたいということ 平成17年1月24日にボランティア制度の導入が決定。 5つのビジョン。 市民参加。地域密着の実践。プロ野球のモデルケース。プロ野球文化を変える。ボランティア活動とスポーツ文化の融合(一つのムーブメント) 逆に言うと、プロ野球、プロゴルフ、大相撲というのが3つのプロスポーツの中で、お客さんがお客さんだった。一般の人たちは木戸銭を払って見るというのが普通だった。 エコボランティア:エコステーションでゴミの分別などをやっている。 これを啓蒙していただくことをやっている。 ボランティアの人たちに分別をプレゼンテーションしてやってくれて、リサイクル率などが上昇している。 数多くのボランティアが活躍している。 今年から新たな内容でご協力いただいている。 座席案内ボランティアが始まった。 23.3トンのCO2削減できた。 レジ袋、割り箸などに分けてもらうことで資源の再利用や、CO2削減ができる。 東京ドーム3.56個分の森林を守ったということ。 エコブースも期間限定でやった。 自転車をこぎながら、やってきた。 これらのことを今年もお疲れ様でした。 1/12から継続の募集。 1月末から新規募集を開始する。 ボランティア活動説明会を2月中旬に行う。 チームの2010年の取り組み。 ドラフトで6名をとりたかった。島田も気合いが入っていた。西武が先に引いてしまった。今回は黄金の左を発揮のしようがなかった。 ドラフトの選手たちが期待できる。 バラエティに富んだ新人がきた。 ブラウンがきた。ベースをなげるだけではない。 5年たちました。ひとつの区切りが終わった。 これで安住していると終わりだと思う。 悔しさ以上に人を成長させる薬はない。 目前で満塁ホームランで夢を砕かれた。 長年下の方でうろうろしていたチームが優勝できるかもしれないチームとなった。 Aクラスということを求められる。 チームビジョン Smart&Spirit 科学的思考と開拓者精神で勝利を目指す 自走できるチームを目指す。 ファンクラブ勧誘。 キッズ、レディース 年間シート スポーツボランティアはこれから発展途上だと思う。 2. 仙台市文化スポーツ部 清水さん 毎週土日は子供の野球の監督をしている。 母子家庭をしていただいている。 日常的に家族で旅行するとか買い物にいくとかほとんどやったことがない。 そんな中で監督は好きだからやっているのですよね?と言われる。 たぶん好きだからやっているわけでなくて、一言ではいえない、何かしら自分がやることで皆さんが喜んでいるとか、そんな感じ。 仙台市の行政のスポーツの関わり。 基本目標を掲げている。 するみる支えるという基本目標。 スポーツの振興を重点的にやっていきたいと考えている。 スポーツに関する意識調査 35ページ。世代毎に統計を出しているが、10代の参加が少なかったが、60代の方の参加が多かった。 スポーツボランティア活動で特に10〜20代の関心が高い。 なぜ仙台市がプロスポーツに関わるか、というか。 地域の活性化、子供たちの夢やあこがれをもらうことから気持ちの醸成 3つのプロスポーツの経済波及効果。楽天は125億円。ベガルタ23億円。89ERSは6億円の効果がある(宮城県調査)。 間接的に地域経済への波及効果がある。 プロスポーツの観戦をしたことがない人が50%もいるのが驚きである。 見ている人のうち37%が楽天イーグルス。2位がベガルタ仙台。 仙台プロスポーツネット 3. 笹川スポーツ財団 工藤さん スポーツライフに関する全国調査 する、みる、支えるで、把握しようと思った。 ささえるスポーツは非常に低い 成人で6.7%、10代は13.3に過ぎない。 スポーツボランティア実施率 若年層の掘り起こしが必要。 若いうちにスポーツボランティアを経験すると、年を重ねていくうちに、ボランティアが盛んになっていくものと思われる スポーツのボランティアの分類で、イベントボランティア、クラブボランティア、アスリートボランティアの3つある。 トップアスリートがボランティアするぞ、という意味のボランティア。地域に出て行って自分の経験知識を話したり、練習に参加したりする。OB,OGのアスリートにボランティアでやってもらいたいと思っている。 イベントボランティアを将来的にはクラブボランティアにつなげたいと思っている。 東京マラソン2009の話。 マラソン経験者が少ない(初めての人が50%)ので大変だった。 一般ボランティアの満足度、達成感が大切。 リーダーが大切。 スポーツボランティアの普及および育成が大事。 リーダー養成が肝心。2005年から東京開催。 2009年から、東京以外での開催が始まっている。東京マラソンにきた一般ボランティアが北海道でのマラソンでもできないか、と新聞社に投稿したのが始まりだった。 大阪、富山でもやっている。システムとしてはリーダーがいて、一般ボランティアがいて、という状況。 北海道マラソンのリーダーは、自分が不満に思っていたことを解決できるのが、リーダーとしてはやりがいがあってうれしかったという。一般のボランティアへの声がけとかコミュニケーションが難しい。 リーダーのスキルアップ研修も大事。AEDのスポーツの現場では特殊。コミュニケーション研修は、30名で行っている。伴走や障害者対応をやっている。 リーダーの養成、確保や、活動機会の提供は何とかやっているが、スポーツボランティア関連組織とネットワークの構築が必要と思われる。 4. うつくしまスポーツルーターズ齋藤さん 福島のボランティア活動 なぜスポーツボランティアに関わるようになったか。 福島県の現状を話したいと思います。 仙台に8回もきた。 なぜきたかというと、楽天イーグルスの試合はカープがくるときは必ずくる。 ベガルタの試合とか見に来た。 ラグビーがあったのできた。筑波大と明治大の試合にきた。 仙台は盛り上がると、福島はもりさがるという傾向にある。バスで1時間できてしまう。近くなった分、福島の元気がすくなくなってしまう。 ルーターズとはなにか。 根っこを掘る動物は一生懸命掘る、その姿が熱烈に応援する人々になり、スポーツボランティアのベースとなる。 地域住民が声を上げ、行政が後押ししてできた。。 2004年に日本マスターズ福島大会があって、個人の再募集があり、2007年秋自立した。現在の会員数は144人になった。 活動の様子:ウォーキングイベントなど 楽天のボランティア、最初の年は大変だった。11時過ぎまで試合があって、12時過ぎても帰られなかった。 福島ユナイテッドや、スポーツキッズ発掘事業、クリーンウォーキングとか。 ルーターズ会員アンケートでは、社会的意識の高い活動が最も多かった。知名度の高いイベント(楽天など)、楽な活動とか。。 ルーターズ入会の動機としては、自己実現、社会への貢献、スポーツへの関心、仲間作りの4つに分かれる。 巨人戦をやったときは駐車場係(試合前に終わり)でもくる。巨人の試合を手伝っているだけで十分。巨人はプロ球団で儲かっているのに、ボランティアは要らないのでは、と言われる。 一番人気のボランティアはプロゴルフだった。福島で3年連続同じコースでやった。 朝4時集合だったりとんでもない要求だったのだが、わかりやすい活動内容だった。いろんな仕事がボランティアによって支えられていた。 いろんな側面がボランティアにはある。 でも、10代の要求には応えられるかどうか。 継続への難しさ。 依頼団体の声。 基本的にお手伝いであり、安い労働力。 どこまで頼んでいいかわからない。自分勝手な行動が目がつく。扱いづらいとか思われる。 地域への浸透の一手段である。 マスコミが採り入れやすい。観客を増やすのにいいチャンス。 スポーツにおけるボランティアの育成としては、ミーティング、反省会の徹底、適材適所の配慮などが必要。。 FISフリースタイルスキーの世界選手権があった。 使う側が創出していくという発想が必要。 雪だるま作りをやった。世界中にテレビを通じて発信した。雪だるま作りは、成果が目立つことをする。IDカードやスタッフジャンパーとかで満足感を与える。 子供たちの参加をサポートした。仲間との時間。自己判断、自己責任の範囲の拡張など。競技のすばらしさを体感した。 特技をいかした業務。マスコミ対応のボランティアとか。 選手とのふれあい 新しいスポーツボランティアの形として。 業務を固定しないでいろんなことを考えよう。 自分の能力、興味にあった業務の選択が必要。 スポーツを楽しみ、愛する気持ちが最も必要。 ルーターズの会員継続の魅力とは。 新鮮でフラットな人のつながりの魅力を享受できる。 ルーターズの今後。 会費、助成金が主。事業とかをもっと増やしたい。 スポーツはあなたを必要としている。 きっかけ作りとしてルーターズがあればいいなと思う。